アトピー肌のアルコール(お酒)との関係について
刺激物であるアルコールはアトピーの敵なので
アトピー肌の人はアルコール(お酒)を呑んでは
いけない。というのが大方の意見です。
実際に、皮膚科に行くと医者の多くが異口同音
にお酒をやめなければ、アトピーの症状が軽減
されないと忠告をしてきます。
・・・・というのは簡単ですが、アトピーの
ために生活を犠牲にし続けるは実はあまり良い
事ではないのです。
どういう意味でしょうか?
確かに、お酒を飲むことで症状が悪化する人は、
いますが、これを避けるために全てのアトピーの
人が全くお酒を飲めないというのは乱暴です。
これが、タバコを吸いたいというのなら、アトピーを
治すためにやめた方が良いというのが結論です
が、お酒は少し違います。
確かに、お酒は刺激物で飲みすぎると肌のコンディ
ションが悪くなりますが、うまくつきあえばストレス解
消効果やリラックス効果をもたらしてくれます。
それでは・・・・・
お酒はアトピーに具体的にはどのような
悪影響を与えるのでしょう?
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・アルコールの麻酔作用により感覚が麻痺し、無意識のうちに
患部を掻いてしまい症状の悪化を招く。
・アルコールの血管拡張作用により皮膚への血行がよくなり、
肌の温度が上がって、かゆみが増加する。
・アルコールの摂取により活性酸素を増やし、
酸化させることにより肌荒れをおこす。
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このようにお酒はアトピーの人にとって、
マイナスの部分があることは確かです。
しかしながら・・・
繰り返しになりますが・・・・・
適度なお酒はストレスを解消してくれる効果もあります。
人間社会において潤滑油ともなりうるお酒・・・。
過度に我慢することは、ストレスをためることに
つながり、結局は活性酸素を増やすことにつ
ながります。
このストレスによる活性酸素もアトピー肌に、
大きな悪影響を及ぼすのです。
つまり・・・
お酒は確かにアトピー肌にとって良くないのですが、
過度に我慢しすぎることでストレスをためることも
同様にアトピー肌にとって良くないのです。
それでは一体どうしたら良いのでしょう?
おすすめの方法は症状が落ち着いている時に、
嗜む程度にお酒を摂取する方法です。症状が
悪化している時はお酒は控えれば良いのです。
お酒の種類としては抗酸化作用のあるワインが
オススメです。抗酸化作用とは
活性酸素を抑える役目をしてくれるものです。
⇒野菜や果物もアトピーに良いといわれますが、
これは抗酸化作用があるからなのです。
ビールは最初のうちだけにして、ワインを飲むように
心がけると良いでしょう。アルコールの濃度を調節する
ために、水やお茶などと一緒に少しずつ飲むようにする
と良いでしょう。
体にとっても飲みすぎは良くないので、量は考慮して
摂取しましょう。
またアトピーの人に不眠の症状がある時に、
睡眠薬が処方されることがありますが、
そのような時の飲酒は絶対に禁物です。
一緒に飲むことで薬の効果や副作用が強くでるケースがあるからです。
意識を失うケースに陥ることもあるほど危険な行為です。
症状が、落ち着いている時に限定して、保湿を徹底
しながらお酒を嗜めば、症状の悪化を抑えてお酒の
良い面を活用できるのです。
>>>お酒を飲む前は保湿を十分にしましょう!